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桃太郎ジーンズ見学レポート(2)藍布屋(らんぷや)の藍染め製品が揃う「鶴の工房」

公開日: ジーンズ旅行記 

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今日は、桃太郎ジーンズのメーカーである藍布屋(らんぷや)の藍染ショップ「鶴の工房」をレポート。

※ 通常は店内撮影禁止です。特別に許可をもらって撮影しています。

「鶴の工房」の場所と外観

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鶴の工房は、「桃太郎ジーンズ 児島味野本店」併設の藍染め製品専門店。お隣の建物ですが、中でつながってます。

鶴の工房へは、いったん桃太郎ジーンズ児島味野本店に入ってから、すぐ右側の通路から奥に向かいます(外から直接「鶴の工房」に入ることはできません)。ただし、お客さんが多くて店員さんが忙しいときなどはこちらの入口も閉まっていることがあるので、お買物したいときは店員さんに声をかけてあけてもらいましょう。

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なぜ「鶴の工房」?

なぜ「鶴の工房」かというと、「手織り機」があるから(ハタ織りといえば「鶴の恩返し」ですね)。

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この手織り機は、デニム生地を織るために西陣織の織機を改造したもの。幅広の生地を織ることができるよう、機械の幅を広げているんだそう。藍布屋特製の手織り機は、中畦店にも1台あります。

桃太郎ジーンズの手織りジーンズ(金丹レーベル)の生地は、手織りの職人さんによってこの手織り機で織られています。織機にかけた糸の張りは、天気や気候によって変わるんだそう。按配をみながらキレイに織り上げるのは職人さんの技なんですね。

手織りの織機では、1日8時間織り続けても80cmほどしか織れないんだそうで、手織りジーンズは染めからはじまって完成するまでに1年近くかかるんだとか。

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▼こんな風に使うそう。

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ちなみに、手織りジーンズは味野本店のみで注文の受付をしていたんですが、現在は、本店でも受注停止中(すでに受けているぶんで2~3年待ちの状態なんだそうです)。

手織りジーンズ、(現在注文はできませんが) 鶴の工房に展示されているので見ることはできますよ♪

「鶴の工房」の取扱商品など

並んでいるのは、藍染め製品、デニム着物、手織りジーンズ(展示)など。ネットだと、桃太郎ジーンズ公式ショップではなく、藍布屋公式ショップで扱っているものが主です。

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▼桃太郎ジーンズの金丹、銀丹レーベル!

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金丹レーベルは 本藍染+手織り、銀丹レーベルは 本藍染+機械織り。さきほどの手織り機で織られた布を使っているのが「桃太郎ジーンズ 金丹レーベル」になります。

手織りのデニム、触らせてもらったんですが、すごーくやわらかくてやさしい肌触り。風合いもやさしい感じで、デニムっぽくないというか。不思議な感じです。

藍染めの製品は、インディゴで染められたものと違い「擦れる」ことによる色落ちはしないそう。経年変化としては、日に当たると黄色がかってくる「黄変(おうへん)」をしやすいとのことで、インディゴ染めのものとはまた違った趣がありそうです。

▼「本藍 手織」のパッチがまぶしい。

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▼デニム着物。

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藍布屋(らんぷや)のこだわり商品の1つ、「デニム着物」。

右の帽子をかぶったマネキンが着ているパッチワーク柄の着物は、パッチワークでもプリントでもなく、織り模様(ジャガード)。さすが生地屋さん。凝ってます。

雰囲気が「着物」というよりは「浴衣」っぽいなぁと思って聞いてみると、「浴衣じゃなくて、着流しですね」と。着流しというのは、袴を穿かない(男性の)和服の着こなしのこと。なるほど。デニム着物は、浴衣ではなく着物。袴なしで気軽に着るための「着物」だから「着流し」っていう位置づけなんですね。

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  • こっとんこっとん といいます。

    桃太郎ジーンズとの出会いをきっかけに国産ジーンズや岡山児島に興味をもち、児島に旅行にいったり、ジーンズに関する本を読んだりしているジーンズファンです。

    2013年、ジーンズソムリエという資格試験制度が創設されることを知り、猛勉強して資格取得しました。

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