桃太郎ジーンズのヴィンテージ/出陣/銅丹レーベルの違いをまとめてみた。
桃太郎ジーンズに興味をもったとき、最初にぶつかる疑問は「なんか種類わかれてるけど、どう違うの?」ってところかなと思います。
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商品ページをいろいろ見てみると、レーベルごとにポケットのデザインが違うっていうのは割と目につくんですが、
実は、他にもいろいろと違いがあったりするので、3つのレーベルの違いをまとめてみました。
もくじ
右バックポケットのデザイン
いちばん目につく、というか、わかりやすい違いは、右のお尻ポケットのデザイン。
● 出陣レーベル: 横2本線のペイント。メンズとキッズは白、レディスはピンク。二本線は「桃太郎が鬼退治に出陣するときののぼり旗」をイメージしており、「ジャパンライン」とか「出陣ライン」とか呼ばれています。「二本」の線には「日本」の意味も込められているそう。
● 銅丹レーベル: 桃をイメージした2本のステッチ。ザ・桃!な感じではなく、さりげなくてイイ感じのデザイン。
● ヴィンテージレーベル: デザインなし。
というわけで、バックポケットのデザインは、見た目にパッとわかりやすい大きな違いです。
が、、、実は、ポケットのデザインは重要度低いです。
なぜかというと、
オーダーペイントで好きなように足せるから。(※既にあるデザインを消すことはデキナイので、控えめデザインがいい人はポケットも大事なポイントになりますが。)
だから、出陣ラインかっこいいケド、他の点では他のレーベルのがいいんだよなーと思う方は、他の点を優先させて選ぶといいですよ。そして、出陣ラインはオーダーペイントで好きな色入れちゃいましょう♪
ただし、オーダーペイントを入れるとサイズ交換ができなくなってしまうので、初めて桃太郎ジーンズをお買物する方や、サイズに確信がない場合などは、一旦先にジーンズを買ってそれが届いてサイズが合うことを確認した上で、改めてオーダーペイントを注文されることをオススメします。
ペイント入れて返品不可になった状態でサイズが合わなかったら悲劇ですよね (>_<) ネットでは試着ができないので、少々面倒ですが慎重さダイジです。
わたしもちかぢか夫に桃太郎ジーンズを贈る予定ですが、「オーダーペイントは後にしようね」って言ってます。裾上げも後で頼むので(洗濯で縮みがでるので少し穿いて1回洗濯してから丈を決めた方がいいのと、裾上げしたら返品不可になるので)、裾上げを注文するタイミングでオーダーペイントも頼もうかなと思ってます。
革パッチ
ポケットについて語りすぎてしまいましたが(汗)、次に目につく違いは、革パッチでしょうか。ベルトすると見えなくなるのでさりげないといえばさりげないところですが。
革パッチは、銅丹レーベルが特徴的。
銅丹メンズが牛革(サドルレザー)、銅丹レディスがヤギ革。あと、出陣(メンズ・レディス)とヴィンテージは共通で、羊革(箔押し)です。
▼左から、銅丹メンズ、銅丹レディス、出陣の革パッチ
わたしは個人的に、革パッチは、銅丹メンズのサドルレザーがダントツで好きです。かっこいいよぅ♪
デニム生地の色(カラー)
これ、地味ですが意外に重要な点。
デニム生地と一口に言ってもいろんな色があるわけで、桃太郎ジーンズの場合、大きくわけて3つ、もう少し細かくわけると4種類のカラーがあります。
▼左から、特濃インディゴ、クラシックインディゴ、オールドブルー(出陣メンズ)、オールドブルー(出陣レディス)、ジャパンブルー
●特濃インディゴ
インディゴのみで世界一濃く染めた糸で織り上げた濃紺のデニム生地。濃く染めるといっても芯の白さは保っているので、穿きこむと濃淡のメリハリが特に強く出る。
●オールドブルー(出陣)、クラシックインディゴ(銅丹)
純国産ジーンズが生産されはじめた当時のデニムを再現した色。穿きこむと、ブルージーンズらしいキレイなブルーに変化。
オールドブルーとクラシックインディゴは同じコンセプトのカラーですが、生地の織り方やオンスの違いによって見え方が多少異なります。写真ではさほど差がないように見えるかもしれませんが、肉眼で見るとそこそこ違う印象。クラシックインディゴの方が青々した感じです。
●ジャパンブルー
藍染めの布が経年変化していったときの(黄変して現れる)「青」を、藍染めではなくインディゴの染めで表現した色。藍布屋のオリジナルカラーで、穿きこむと緑がかったブルーに変化していく。
レーベルごとに選べる色の種類をまとめると、
レーベルの名称 | 選ぶことができる生地の色 |
---|---|
ヴィンテージ | 特濃インディゴ |
出陣・メンズ | 特濃インディゴ or オールドブルー |
銅丹・メンズ | 特濃インディゴ or クラシックインディゴ |
出陣・レディス | オールドブルー |
銅丹・レディス | ジャパンブルー |
レーベルの名称 | 選ぶことができる生地の色 |
ポイントは、レディスには「特濃」がないという点と、藍染め布の黄変(おうへん)をイメージした「ジャパンブルー」はレディス銅丹のみってとこ。だから、いまのところ、特濃を着たい女子はメンズジーンズから選ばなきゃいけないし、ジャパンブルーを着たい男子はレディス銅丹を買うしかないですね。
ちなみに、レディスはサイズが少ないので割と細い人限定になってしまいますが、レディスジーンズを購入する男性のお客さんも実際いるらしいですよ。
ヴィンテージ(ビンテージ)な度合い
通なジーンズファンの方にはこの点も重要かと。
実は同じように見えて、各レーベル、ヴィンテージな度合いに若干の差があります。ヴィンテージ度の高さで各レーベルをざっくり並べてみると以下のとおり。
ヴィンテージ > 出陣メンズ > 銅丹メンズ・レディス(出陣・銅丹)
名前のとおり、ヴィンテージレーベルが最もヴィンテージ度が高い。続いて、出陣レーベルのメンズ。銅丹レーベルとレディスジーンズは桃太郎ジーンズの中では比較的ヴィンテージ度低めな位置づけ。
具体的にどこが違うかというと、
ヴィンテージレーベルと出陣レーベル・メンズに使われているデニム生地は、「ねじれ防止加工」されて「いません」。
ジーンズの生地(デニム)は綾織りの織物なので、特に加工をしなければ織りの方向にねじれていく性質があります。現代のジーンズでは、生地の均一さを保ちジッパーを使用できるようにするため「ねじれ防止加工」されているものが大半ですが、桃太郎ジーンズのヴィンテージレーベルと出陣レーベル(メンズ)は、ねじれ防止加工なしの昔ながらのデニム生地を使っていてヴィンテージな味わいを楽しめるようになっています。
また、ヴィンテージレーベルの生地は、防縮加工もされていません。このため、洗濯したとき「縮み」がより大きく出ます。サイズの見極めがやや難しくなるかわりに、出陣レーベルよりさらに昔ながらの風合いを楽しめます。
以下、ヴィンテージ度合いに関するデータを表にまとめました。
ヴィンテージ | 出陣メンズ | 銅丹メンズ | レディス(出陣・銅丹) | |
---|---|---|---|---|
防縮加工 | なし | あり | あり | あり |
毛焼き | なし | 弱毛焼き | あり | 出陣 弱毛焼き銅丹 あり |
ねじれ防止加工 | なし | なし | あり | あり |
オンス(生地厚の目安) | 15.7oz | 15.7oz | 14.7oz | 14.7oz |
洗い加工 | ワンウォッシュ | ワンウォッシュ | ワンウォッシュ | ワンウォッシュ |
ヴィンテージ | 出陣メンズ | 銅丹メンズ | レディス(出陣・銅丹) |
ボタンフライ or ジッパー(ファスナー,チャック)
次は、ジーンズのお腹部分の留め具が、ボタンか、ジッパーかという点について。
先にまとめておくと、以下のとおり。
○ヴィンテージ: ボタンフライ
○出陣メンズ: ボタンフライ
○銅丹メンズ: ボタンフライ or ジッパー
○レディス(出陣・銅丹): ジッパー
ジッパー(ジップフライ)モデルがあるかどうかは、そのレーベルの生地がねじれ防止加工されているかに関わっています。上記、ヴィンテージ度合いの話でも触れたとおり、ねじれ防止加工されていないデニム生地は、洗濯するたびに織りの方向によじれていきます。
ねじれ防止加工されていない生地にジッパーを使うと、ねじれが大きくなってきたときジッパーの噛み合わせが悪くなり壊れやすくなってしまうため、ねじれ防止加工されていないレーベルには、ジッパーモデルがありません(ボタンフライのみ)。
⇒ 関連記事:【Q】出陣レーベルにはなぜジッパー(チャック)式のモデルがないのか? ボタンフライって不便じゃない?
その他の特徴: さりげなく凝りたい方は…
銅丹レーベルだけの特徴として、内側に「本藍染め」の布が使われているという点があります。さりげなく凝りたい方にオススメ。
▼銅丹レーベルの腰の内側(ヨーク裏)
▼銅丹レーベルのポケットの布(スレーキ)
タイプ別おすすめジーンズ
太すぎず細すぎず、ほどよいフィット感で着たい人に
ぴたっと細身を着たい人に
ダボっと着たい人に
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